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エネ管の攻略(4)電力応用 - KK(管理人)
2013/09/13 (Fri) 15:38:59
電力応用課目について。
この課目は、多くの受験者が難関に感じる課目です。
3種にはあまり出てこなかった知識(物理学の基本的なとこ)が要求されます。
選択分野でどこをチョイスするかが、人それぞれなので、こうすべき、といった
ものは無いです。
3種機械の応用分野とかぶる問題も多いです。
選択分野(電熱、照明、空調、化学)では、自分の得意なのを2つ選択しましょう。
おすすめは電熱と照明ですが、私自身は普通の人と同じことをするのがいやだった
ので、空調を選択しました(^^;
空調って難しいけど計算問題が少ないんですよ。
覚えておきたいポイントとしては、
①ポンプ、ファンなどの2乗逓減トルク負荷について
②ポンプのシステムカーブについて
③エレベータ、巻き上げ機などの電動力応用機器の計算
あたりでしょうか。これらはよく出題されます。そして、知っていれば楽勝・秒殺
で解ける問題ですが、よく知らないとアウト、的な問題が出ます。
平成24、25年あたりはまさにそんな出題でしたね。
応用課目は、分かりやすい参考書が少なく、独学者にとって難しい課目では
ないかと思います。ポンプ、ファン、トロッコ、エレベータ、などについて
グラフから計算させる問題などがよく出ますが、参考書ではとにかくすぐに
微積分を持ち出すので、とっつきにくのです。
微積分ができればもちろんいいのですが、できなくても、グラフの面積=移動距離
になる、などの知識を覚えておけば解ける問題も多いです。
なので、微積分と聞いて逃げ出すことなく、取り組んでほしいと思います。
とはいえ、運動の現象そのものを本質的に理解するためには微積分は避けて
通れない知識ではありますが・・。
今はインターネットで微積分について詳しく紹介しているHPなどもたくさん
あるので、もし苦手な人は少しづつ覚えていくとよいかと思います。
微積分の知識を覚えると、現象の意味が理解できるようになりますし、2種以上の
資格試験でも役にたちますから。
とにかくこの課目は、勉強しにくい課目というのが特徴です。
しかし、それゆえに分かるようになったときの快感(?)も大きいです。
理解したときの「なるほど感」の強さを楽しむことができれば、もう合格した
ようなものです。
抽象的なアドバイスが多くなりましたが、受験される方の参考になればと思います。